青あざ(保険適用)
当院は厚生労働省承認認可のピコレーザーを保有しており、効果的な青あざの治療が保険適用で可能でございます。 青あざとは、打撲などにより皮膚や皮下組織に出血が起こり、血液が溜まることで皮膚が青黒く見えるあざと異所性蒙古斑、太田母斑、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)などの自覚症状のないあざがあります。後者は治療なしに基本的には消失することはなく、見た目が気になる場合にはレーザーなどの治療の適応となることがあります。
CONSULTATION
このような場合はご相談ください
- 長期間治らない青あざがある場合
- 青あざが繰り返し出現する
- 青あざの範囲が広がっている
- 特定の疾患が疑われる・不安がある
青あざの種類・症状
症状①:異所性蒙古斑
異所性蒙古斑は、通常、新生児や乳児の臀部に見られる蒙古斑が体の他の部分に現れる状態を指します。青黒い斑点が特徴で、通常は無痛です。
症状②:太田母斑
太田母斑は、顔面特に眼の周囲に青灰色の斑点が現れる疾患です。思春期や成人に多く見られ、色素が深い層に沈着するため治療が難しい場合があります。
症状③:(後天性真皮メラノサイトーシス)
ADMは、成人に多く見られ、顔面や首に青灰色の斑点が現れる状態です。通常、左右対称に現れ、時間とともに色が濃くなることがあります。
症状④:打撲
打撲によって皮下組織に出血が起こり、青黒く見える状態です。数日から数週間で自然に治癒することが多いですが、広範囲に及ぶ場合や痛みが強い場合は注意が必要です。
症状⑤:圧迫による青あざ
長時間の圧迫や圧力がかかることで青あざが生じることがあります。例えば、硬いものに体重をかけて座った場合などに発生することがあります。
青あざの原因
原因①:外傷
打撲や圧迫などの外的な力が加わることで、皮下組織に出血が起こり青あざが形成されます。
原因②:血液凝固障害
血友病などの血液凝固障害がある場合、軽い外傷でも簡単に青あざができることがあります。
原因③:血管の脆弱性
加齢や特定の疾患によって血管が脆くなると、軽い圧力でも青あざが生じやすくなります。
原因④:遺伝的要因
異所性蒙古斑や太田母斑、ADMなどは遺伝的な要因が関与していることがあります。
原因⑤:薬剤の影響
特定の薬剤、特に抗凝固薬やステロイドなどは、青あざを作りやすくすることがあります。
日常生活における注意点
注意点①:怪我を避ける
青あざの予防には、日常生活で怪我を避けることが重要です。特に運動や作業中は注意が必要です。
注意点②:保護具の使用
スポーツや危険な作業を行う際には、適切な保護具を使用することで外傷を防ぎます。
注意点③:栄養バランスの取れた食事
ビタミンCやKなどの栄養素は血管の健康を保ち、青あざを予防する助けになります。
注意点④:定期的な健康チェック
血液凝固障害などの早期発見のため、定期的な健康チェックを受けることが推奨されます。
注意点⑤:薬剤の適切な使用
医師の指導のもと、薬剤の使用を適切に管理し、副作用を最小限に抑えることが重要です。
治療の流れ
カウンセリングと診断:
治療前に皮膚科専門医が詳細なカウンセリングと診断を行い、患者様の症状や皮膚の状態を評価します。治療の期待される効果やリスクについても説明します。
テストショット
初回の治療前に小さな範囲でテストショットを行い、皮膚の反応を確認します。
治療セッション
実際の治療では、ピコレーザーを使用して色素沈着部分にレーザーを照射します。治療時間は部位や範囲によりますが、通常は数分から30分程度です。
アフターケア
治療後は、皮膚が敏感になっているため、適切な保湿と日焼け止めの使用が推奨されます。また、医師の指示に従って適切なアフターケアを行うことが重要です。
当院の青あざ治療
ピコレーザー(保険適用)
ピコレーザー治療は、非常に短いパルス幅(ピコ秒)のレーザーを使用して、皮膚の色素沈着を効果的に治療する方法です。従来のナノ秒レーザーと比較して、ピコレーザーはより高いピークパワーを持ち、色素をより細かく分解することができます。これにより、治療回数が少なく、効果が高いとされています。
効果
ピコレーザー治療は、太田母斑やADM、異所性蒙古斑などの色素沈着に対して非常に効果的です。レーザーのエネルギーが色素細胞に直接作用し、色素を微細な粒子に分解します。その後、体の自然な代謝によって分解された色素が排出され、皮膚の色調が改善されます。
メリット
高い効果: ピコレーザーは色素を細かく分解するため、従来のレーザー治療よりも効果が高いです。 少ない治療回数: 高いピークパワーにより、治療回数が少なくて済む場合があります。
リスクと副作用
一時的な赤み: 治療後、皮膚が赤くなることがありますが、通常は数日で改善します。 色素沈着: 稀に治療後に色素沈着が起こることがありますが、時間とともに改善することが多いです。 軽い痛み: 治療中に軽い痛みを感じることがありますが、必要に応じて麻酔クリームを使用することができます。
よくあるご質問
Q1:青あざの治療は保険適用可能でしょうか?
A1: 当院は厚生労働省承認のピコレーザーを保有しており、保険治療が可能となりますので、まずは一度受診くださいませ。
Q2: 青あざがなかなか治らないのですが、何か治療が必要ですか?
A2: 青あざが数週間以上治らない場合や、痛みが強い場合は医師の診察を受けることをお勧めします。ピコレーザー治療が効果的な場合がありますので、ご相談ください。
Q3: 子供に異所性蒙古斑がありますが、放置しても大丈夫ですか?
A3: 異所性蒙古斑は通常、健康に問題を引き起こすことはありませんが、見た目が気になる場合はピコレーザー治療を検討することができます。
Q4: 太田母斑は治療できますか?
A4: はい、ピコレーザー治療は太田母斑に非常に効果的です。治療計画については皮膚科専門医と相談してください。
Q5: ADMはどうやって治療しますか?
A45 ADMに対してもピコレーザー治療が有効です。複数回の治療が必要になることがありますが、効果的に色素を減少させることができます。