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一般皮膚科 dermatology

水虫

水虫治療について

水虫は、白癬菌というカビが皮膚に感染することで引き起こされる病気です。主に足の指の間や足底に発症しますが、手や爪、体の他の部分にも感染することがあります。水虫は非常に一般的な疾患であり、日本においても多くの方が悩んでいます。適切な治療と日常生活での予防が重要です。このページでは、水虫の症状や原因、治療方法、日常の注意点について詳しく説明します。

CONSULTATION

このような場合はご相談ください

  • 足の指の間がかゆく、皮膚がむける
  • 足の裏に水ぶくれができている
  • 爪が変色して厚くなっている
  • かゆみがひどく、日常生活に支障をきたしている
  • 市販薬を使用しても改善しない

水虫の症状

症状①:足指の間の水虫

足指の間に発生する水虫は、最も一般的な形態です。指の間が湿っぽくなり、皮がむけてかゆみを感じます。特に、4番目と5番目の指の間が好発部位です。初期症状は軽度のかゆみですが、放置すると皮膚がただれたり、亀裂が入ることがあります。

症状②:足底の水虫

足底に発生する水虫は、かゆみとともに皮膚が硬くなり、乾燥してひび割れが生じます。水ぶくれができることもあり、破れると痛みを伴います。放置すると感染が広がり、足全体に影響を及ぼすことがあります。

症状③:手の水虫

手に発生する水虫は、足の水虫が移ることで発症します。手のひらや指の間にかゆみを伴う赤い斑点が現れ、皮がむけることがあります。手の水虫も治療を怠ると広がるため、早期の対応が必要です。

症状④:爪の水虫

爪に発生する水虫は、爪が変色し、厚くなり、もろくなります。爪の下にカビが繁殖し、爪が剥がれることもあります。爪の水虫は治療が難しく、長期間の治療が必要です。

症状⑤:全身に広がる水虫

稀に、足や手以外の部位に白癬菌が広がり、体幹や顔に発疹ができることがあります。全身に広がる水虫は、特に免疫力が低下している方に見られます。適切な治療が必要です。

水虫の原因

原因①:白癬菌

水虫の主な原因は白癬菌です。このカビは湿気を好み、人間の皮膚に感染します。感染源としては、公共のシャワーやプール、ジムなどの共有スペースが挙げられます。

原因②:高温多湿な環境

高温多湿な環境は、白癬菌の繁殖を助長します。日本の夏の気候や、長時間の靴の着用が原因となることがあります。特に通気性の悪い靴や靴下はリスクが高いです。

原因③:免疫力の低下

免疫力が低下すると、白癬菌に対する抵抗力も低下します。高齢者や慢性疾患を持つ方、ストレスを感じている方は水虫にかかりやすくなります。

原因④:直接接触

水虫は、感染者との直接接触や、感染者が使用したタオルや靴などを共有することで伝染します。家族内での感染が多いのもこのためです。

原因⑤:不適切な衛生管理

不適切な衛生管理も水虫の原因となります。足を洗わない、靴を清潔に保たないなどの習慣が白癬菌の繁殖を助けます。

日常の注意点

注意点①:足の清潔を保つ

毎日足を洗い、しっかりと乾燥させることが重要です。特に指の間は念入りに乾かしてください。湿気を残さないことが予防の基本です。

注意点②:通気性の良い靴を選ぶ

通気性の良い靴や靴下を選び、足を蒸らさないようにしましょう。合成皮革やゴム製の靴は避けるのが無難です。

注意点③:共有物の使用を避ける

タオルや靴、スリッパなどを他人と共有しないようにしましょう。家族内でも感染リスクがあるため、個別に管理することが大切です。

注意点④:公共の施設での注意

プールやジムなどの公共施設を利用する際は、足を清潔に保つことを心掛けましょう。シャワー後はしっかりと乾燥させることが重要です。

注意点⑤:免疫力の向上

バランスの取れた食事や適度な運動、十分な睡眠をとることで免疫力を高め、水虫の予防に努めましょう。

水虫の治療方法

治療方法①:外用薬

水虫治療の基本は外用薬の使用です。抗真菌薬のクリームやローションを患部に塗布し、白癬菌を殺菌します。毎日継続して使用することが重要です。

治療方法②:内服薬

症状が重い場合や広範囲に及ぶ場合は、内服薬が処方されることがあります。内服薬は全身に作用し、頑固な白癬菌を効果的に除去します。

治療方法③:定期的な診察

水虫は再発しやすいため、治療中は定期的に皮膚科を受診し、経過を観察することが重要です。医師の指示に従い、治療を続けましょう。

治療方法④:予防策の徹底

治療と並行して、日常生活での予防策を徹底することが再発防止につながります。清潔を保ち、適切な靴の選択や共有物の管理を心掛けましょう。

よくあるご質問

Q

Q:水虫は治りますか?

A:はい、水虫は適切な治療を行えば治ります。しかし、再発しやすいので、治療後も予防策を徹底することが重要です。

Q

Q:市販薬で治せますか?

A:軽度の水虫であれば市販薬でも治すことが可能です。しかし、症状が改善しない場合や重症の場合は、皮膚科を受診することをお勧めします。

Q

Q:家族に感染しないようにするには?

A:タオルや靴、スリッパなどを共有しないようにし、家族全員が足の清潔を保つことが大切です。

Q

Q:どのくらいで治りますか?

A:治療期間は症状の重さや治療方法によりますが、通常は数週間から数ヶ月かかります。爪の水虫の場合はさらに長期間の治療が必要です。